切り花を長持ちさせる5つのコツ

「すぐ枯れちゃう」は防げます。花屋のスタッフが普段やっていることを、そのままお伝えします。

「すぐ枯れるから、買わない」は、もったいない。

花屋をやっていると、「うちに飾ってもすぐ枯れちゃうんだよね……」という声を聞くことが、たまにあります。その気持ち、わかります。確かに花は生き物で、野菜みたいに何週間も持つわけじゃありません。でも、正直に言うと、枯れるのが早い原因のほとんどは、ちょっとした管理の差です。 今日は、花屋のスタッフが日常的にやっていることを、そのままお裾分けします。知っているかどうかで、花の持ちが倍近く変わることもあるんです。

コツ① 茎は「水の中」で切る

お花が届いたら、まずやってほしいのが水切りです。茎を空気中で切ると、断面から空気が入り込んで水の通り道(導管)が詰まってしまいます。洗面器や深いボウルに水を張り、水の中で茎を斜めに切るだけで、吸水力がぐっと上がります。

斜めに切るのはなぜ? 

切り口が水に触れる面積を広くするためです。まっすぐ切ると底にべったり当たって吸水面積が減るので、必ず斜めに切りましょう。

コツ② 水は「少なめ」が正解な花もある

「水はたっぷり」が正解……とは限りません。バラやカーネーションは水が多すぎると茎が腐りやすく、逆効果になることも。一方で、ひまわりや紫陽花は深水でたっぷり吸わせた方が元気になります。花の種類に合わせて水量を調整するのがポイントです。

コツ③ 水換えは毎日、花瓶も洗う

水の中にはバクテリアが繁殖します。このバクテリアが茎の導管を詰まらせて、花の寿命を縮める大きな原因のひとつです。水は毎日換えて、花瓶もスポンジで洗うのが理想。

面倒な日でも、水を入れ替えるだけでだいぶ違います。

コツ④ 置き場所に気をつける

花が傷む環境のワースト3は、直射日光・エアコンの風・果物の近くです。特に果物から出る「エチレンガス」は花の老化を早める天然ガス。キッチンのフルーツバスケットの隣はNGです。涼しくて風が当たらない、明るい日陰が理想の置き場所です。

コツ⑤ 延命剤を使う

花屋でお花を購入すると、小さな袋に入った延命剤(切り花延命剤)をつけてもらえることがあります。これは栄養剤と殺菌剤がセットになったもので、水に溶かして使うと花持ちが大幅に改善します。市販のものも手軽に手に入るので、ぜひ活用してみてください。

実は砂糖も代用になる?

 延命剤がない場合、水1Lに対して砂糖小さじ1+酢数滴で簡易的な代用ができます。栄養補給と殺菌の両方をカバーできますが、あくまで応急処置として覚えておいてください。

どれも難しいことは何もありません。「買ってきた日に茎を切り直して、水を換える」――これだけでも花の持ちは驚くほど変わります。ぜひ試してみてください。

「手入れが面倒」な方には、プリザーブドフラワーという選択肢も

そうは言っても、やっぱり花の手入れは面倒……という方には、プリザーブドフラワーがおすすめです。本物の生花(バラやカーネーションなど)を特殊な保存液に浸して作られており、

水やり不要でしっとりとしたみずみずしさを数年間保てます。贈り物としても、お手入れの手間を気にさせないため喜ばれやすく、当店でも多くのご注文をいただいています。生花をベースにしているため色のバリエーションも豊富で、可愛らしい容器入りの商品も多数ご用意しています。

ご提供価格:¥3,630 (税込)

まとめ

今回は生花のお手入れの方法と、おすすめのプリザーブドフラワーについてご紹介しました。

生花もプリザーブドフラワーも、花を飾る楽しさは同じです。「どんな花を、どんなふうに楽しみたいか」――スタイルに合わせて、ぜひお気に入りのお花を見つけてみてください。